無職になると、将来への漠然な不安や、社会から外れてしまった疎外感、次の就職先への焦燥感を感じ、何をしたらいいのかわからなくなりますよね。
私は現在無職ではありませんが、仕事にやりがいを見出せず思い切って辞めてしまおうか、思い悩んでいました。
そんなときに出会ったのが、『無職になったら読む本』です。
この本では、無職期間を“一日二十四時間まるまる自分のために使うことができる素晴らしい時間”(p.22)とし、無職期間をどのように過ごせばよいのかを詳細に説明しています。
この本を読んで、無職に対する考え方やイメージが180度変わり、
「私も早く無職になりたい・・・!」とまで思いました。(笑)
無職の期間に何をするべきなのか迷っている方や、無職であることに対する不安を感じている方にぜひ読んでほしい一冊です。
※本記事の内容は『無職になったら読む本:誰も教えてくれない無職期間の過ごし方』を参考に抜粋・要約したものです。
【本の基本情報】
★書名:無職になったら読む本:誰も教えてくれない無職期間の過ごし方
★著者:谷崎玄明
★出版社:不明(Kindle版(電子書籍))
★発売:2022年
★ジャンル:自己啓発・ライフスタイル・キャリア・働き方
1.「考えること」と「考えないこと」を決める
まず、働かなくても生きていける期間を考えます。
その期間を2:1に分割し、「基礎期間」と「応用期間」とします。
次に、「考えたいことリスト」を作ります。
頭の中に浮かんでいる「考えたいこと」をすべてリストアップしましょう。
リストアップできたら、その中から、「今考えるべきではないこと」をピックアップして別の紙にリストアップしておきます。
この「今考えるべきではないこと」、例えば次の会社について、は応用期間で考えることになりますので、いったん忘れます。
著者は基礎期間に、どれだけ余計なことを考えないかが大切だといいます。
たしかに、余計なことを考えると不安な気持ちが募る一方ですよね。
今考えても答えの出ないような未来のことはいったん忘れて、今に集中しましょう!
※「第三章 準備体操」(p.31)
2.基礎期間で徹底的に試してみる
この基礎期間はやりたいことを徹底的に試すべきだと著者は言います。
たしかに時間がたくさんあるんだから、社会人ではできないことをやりたいですよね。
ポイントとなるのは、徹底的に、です。
そして、その行動を試してみた結果、どう感じたかメモに書いておくそうです。
本書で挙げられている、試してみることは、
※「第四章 やることリスト(基礎期間編)」(p.121)
本書を読んで、リストの内容をすべて試してみたいと思いましたが、
私が特に興味を引いたのが、スマホ断食と無を過ごすです。
必ず一日に一度は見てしまうスマホですが、脳への悪影響は計り知れません。
一日だけでもスマホを一切見ない日を作ってみると、新しい気付きが得られるかもしれませんね。
また、それに近しい無を過ごす。
そんな一日に果たして耐えられるのでしょうか。
身の回りの刺激を一切なくした一日の終わりに何を感じることができるのか、とても気になりますね。
筆者は無を過ごすことによって、長期的な衝動とひらめきが得られるといいます。
徹底的に試してみる「基礎期間」終わったなら、次は「応用期間」になります。
次は「応用期間」に何をすればいいのかを紹介します!
3.応用期間で自分に合わせる
応用期間に入ったらやることは、「生活を整える」「合わせる」「考える」の三つだそうです。
どういうことなのかそれぞれ紹介します。
生活を整える
生活を整えるとは、「幸せに生きるための生活習慣」を作ることだそうです。
この生活習慣をつくるときに活用するのが、「基礎期間」に作ったメモです。
- 何時に寝て起きるのが幸せか
- どれぐらいの量をいつ食べるのが幸せか
- いつ歩くのが幸せか
などなど、基礎期間に作ったメモをもとに、「最幸の一日」の模型を作ります。
筆者は「最幸の生活習慣」を作っておくことで、きっと人生で悩むことは減り、より幸せに近づくといいます。
基準はあくまでも「自分が幸せかどうか」です!
※「第五章 やることリスト(応用期間編)」(p.123)
合わせる
「合わせる」は自分に合わせることだといいます。
具体的には、「自分の性質に合わせる」と「環境を合わせる」の二つがあります。
・自分の性質に合わせる
つまり、自分にとっての得意や好きに合わせることです。
例えば、体力に自信がないけれど知力の方に自信があれば、事務職や経理、人事・労務といった知識労働です。
逆に、知識労働は自信がないけれど体力に自信があるのであれば、配達員や現場作業員といった体力仕事です。
どちらが優れているとか、どちらが劣っているかという判断は盲目に囚われた愚かな判断だと、著者は言います。
どちらにしても素晴らしい仕事なので、自分の適性に合った仕事を選びましょう。
・環境を合わせる
これはつまり、自分が「どういう働き方をしたいか」ということだそうです。
もっと詳しく言うと、「どういった環境であれば最も自分が持っている能力を発揮できるか」です。
どんなに好きな仕事内容だとしても、自分が苦痛に感じる環境であるならば、長く続けることはできません。
例えば内向的な性格の人であれば、
・テレワーク
・人の少ない環境
・マルチタスクが求められない
このような環境が合っているかもしれません。
今までの人生で、どんな環境で集中でき、仕事や勉強が捗っていたか思い出してみましょう。
※「第五章 やることリスト(応用期間編)」(p.132)
考える
「考える」のパートでは、基礎期間の前に作成した、「今考えるべきではないこと」リストを使います。
最も大きな考えるべきことは、「次の仕事」についてですよね。
どのような企業で、どのような働き方をしたいか、給料はどのぐらい必要で、残業はどれぐらいであれば耐えられるのか。
基礎期間で徹底的に試してみて得た気づきをもとに、決めていきます。
参考要素として、本書には以下が挙げられています。
また、著者の意見として、どの企業に属するかはあまり重要ではなく、大事なのは、その企業で何をして働くかであり、そこで働いた経験が他でも活かせるかどうかも大切だと言っています。
何をしたいか、どんな環境が自分に合っているのか、基礎期間の経験から見えてくるものもありそうですね!
焦らず、納得のいくまで考えてみましょう。
※「第五章 やることリスト(応用期間編)」(p.132)
4.まとめ
いかがでしたでしょうか?
私はこの本を読んで、「無職」に対して持っていたネガティブなイメージを払拭することができました。
今はまだ無職ではありませんが、向いてない仕事を思い切って辞める勇気も少しだけ湧いてきました。
現在無職でつらい思いをして悩んでいる方は、ぜひこの本を読んで、自分の幸せな生き方を見つけてほしいなと思います!
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